令和元年12月18日
金融庁

「検査マニュアル廃止後の融資に関する検査・監督の考え方と進め方」(案)に対するパブリックコメントの結果等について

金融庁では、「検査マニュアル廃止後の融資に関する検査・監督の考え方と進め方」(案)について、令和元年9月10日(火)から令和元年10月11日(金)にかけて公表し、意見募集を行いました。

その結果、20の個人及び団体より99件の御意見をいただきました。本件について御検討いただいた皆様には、御協力いただきありがとうございました。

 お寄せいただいたコメントの概要及びそれに対する金融庁の考え方は、PDF別紙1を御覧ください。
 パブリックコメントでお寄せいただいた御意見を踏まえ、必要な追記・修正を行い、PDF別紙2「検査マニュアル廃止後の融資に関する検査・監督の考え方と進め方」を策定しました。
 
 本文書は、引当・償却について現状の実務を否定するものではなく、現在の債務者区分を出発点に、現行の会計基準に沿って、金融機関が自らの融資方針や債務者の実態等を踏まえ、認識している信用リスクをより的確に引当に反映するための見積りの道筋を示しています。
 この点、金融機関の経営理念、経営戦略・方針、内部管理態勢、融資方針やリスク管理等と切り離して、特定の引当の見積方針の是非を問うご意見がありました。
 しかしながら、どのような見積方法が信用リスクをより的確に引当に反映することができるかは、金融機関ごとに異なると考えられ、当該ご意見についても、金融機関の経営理念、経営戦略・方針、内部管理態勢、融資方針やリスク管理等を踏まえた上で検討いただくことが考えられます。

 なお、金融機関が、自らの融資方針や債務者の実態等を踏まえ、信用リスクをより的確に引当に反映する方法を検討するにあたっては、様々な悩みや課題が生じるものと思われます。
 このような悩みや課題について関係者で議論できるよう、金融庁に相談受付窓口を設置しました。ご相談を希望される場合は、こちら(相談受付窓口の設置について)をご確認ください。

 引き続き、金融庁・財務(支)局が一体となって、金融機関との建設的で双方向の対話を続けながら、金融行政の質を継続的に高めていきます。

お問い合わせ先

金融庁 Tel 03-3506-6000(代表)
監督局銀行第二課地域金融企画室(内線2209、2564)  

(別紙1)PDFコメントの概要及び金融庁の考え方(PDF:748KB)
(別紙2)PDF検査マニュアル廃止後の融資に関する検査・監督の考え方と進め方(PDF:1.07MB)

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