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商・宮川ゼミが東京で資本市場の実地視察を実施(9月9日)

宮川ゼミ学生の活動報告はこちら

 商学部の宮川ゼミ(担当:教授 宮川壽夫)はコーポレートファイナンス理論を専門としているゼミです。
190916-6.jpg このたび9月9日にゼミの研究対象である資本市場の実地視察のため3年生5名が、宮川教授の指導のもと東京に遠征研究をしました。まず、日本ハムの大崎支社を訪問し、同社のCFOとIRチームにインタビューを行いました。事業会社として資本市場を有効に活用するため、「どのように投資家と対話を行い、どのように資本市場における存在意義を示すか」また「企業にとっての成長戦略をいかにして資本市場に訴求するか」、現場の努力や工夫について多くを学ぶことができました。

 次に、兜町の東京証券取引所を訪問し、金融リテラシーサポート部の皆様に館内をご案内いただき、ミーティングを行いました。いつもテレビで見る株価チェッカーを間近に見るとともに、巨大な市場の電光掲示に「歓迎!大阪市立大学宮川ゼミご一同様」と映し出されたときには学生から歓声が上がりました。米国に次ぐ巨大な東京マーケットが運営管理されている現場は、最先端の高度な技術と同時に伝統を重んじる厳格な雰囲気に包まれていました。

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 さらに野村證券の日本橋本社を訪れ、軍艦ビルの異名を持つ重厚な野村證券本社ビルに足を踏み入れました。野村IRの社長と面談し、事業会社と投資家とのリレーションシップにさまざまなアドバイスやアイデアを提供している投資銀行の立場から、昨今の株式市場のトピックについて多くの見識を学ぶことができました。なお、野村證券の創業者である野村徳七翁は本学の全身である旧制大阪商科大学の大先輩です。

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 最後は、世界有数の資産運用会社ニッセイアセットマネジンメントの丸ノ内本社を訪れました。チーフポートフォリオマネージャーとのミーティングを行い、機関投資家による企業分析の実態や株式市場に対する考え方、投資先選定のポリシーなど、まさにプロの仕事に直接触れることのできた刺激的な瞬間でした。

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 今回は、コーポレートファイナンス理論を学ぶ上で欠かせない事業会社、取引所、投資銀行、運用会社という資本市場の主要な登場人物すべてを網羅し、その現場を直接見ることができました。元投資銀行出身の宮川教授の人脈ならではのアレンジでした。学生にとってはとてもぜいたくで刺激の多い遠征旅行となりました。