公立大学法人大阪市立大学
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将来を見据えた高齢者住宅などを提案 「経済学部生とゼネコンで考える これからの建設業に必要なこと」を開催しました

 2020年11月28日(土)、経済学部・杉田ゼミナール(担当:杉田 菜穂准教授)が三和建設株式会社(本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:森本 尚孝)と共同で、設計や施工管理職の方々や人事担当者の方を対象として「経済学部生とゼネコンで考える これからの建設業に必要なこと」を開催しました。

ゼミ長 田中寛子さん
ゼミ長 田中寛子さん
堤夕希子さん
堤夕希子さん

 これは学生自身が自粛期間を通して感じた「高齢者にとってはつながりの希薄化が日常なのではないか」という仮説、建設業でのSDGsの推進やテレワークを実施することの困難さを企業訪問で感じたことから「ゼネコンは今後社会的責任に目を向けた建物を立てていくべきではないか」という視点に立って、両者を同時に解決する方法を経済学部のゼミ生の観点から提案するために開催されました。

山本守彦さん
山本守彦さん
若狭賢治さん
若狭賢治さん

 当日は、ゼミ生が2つのグループに分かれて提案しました。1つ目は高齢者シェアハウスの提案。高齢者の孤立死が社会問題となっていることに着目し、またゼネコンが社会問題に取り組むことで企業価値の向上につながると考えた内容です。
 2つ目の提案は2ヶ月の育児強化期間を設ける次世代パパプロジェクト。日本では母親の一人育児が多く、育児に参加したくても参加できない男性が多い中、男性比率が80%を超える建設業で男性の育児を変えることで男女ともにワークライフバランスを実現できると考えた提案です。

中和コンストラクション、中村建設株式会社、三和建設株式会社の方々と杉田ゼミの皆さん
中和コンストラクション、中村建設株式会社、三和建設株式会社の方々と杉田ゼミの皆さん

 参加していただいた企業さまからは、建設会社目線での質問があがり、実現に向けた課題などを学生と議論していただきました。
 主催の三和建設株式会社さまからは、柔軟な考えに刺激を受けたとコメントをいただきました。ゼミ生らは「学生では気づかなかった点を指摘いただき、もっと良い提案内容にできるためのとても有意義な時間にできた。このイベントを開催したことから、これからの社会に求められる企業の形や将来自分がどのような企業で働きたいかを考えることができた。今後社会人となり、これまでにない価値を生み出して社会に貢献したいという思いを持った」と話していました。