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おもろい学生おりまっせ! ◇第19回~大阪市立大学お役立ち 濱本大治朗~


 「おもろい学生おりまっせ!」は、大阪市立大学で活動している個性あふれる大学生を取り上げ、紹介していくコーナーです。「市大に存在する興味深い学生の素顔に迫り、学生同士の興味・関心を誘発させること」をコンセプトにしています。今回は特別編、今年の9月まで市大で学生として活動をしていたあの方の素顔に迫ります。

取材を受ける濱本さん=梅田サテライトキャンパスで10月3日、土屋拓海撮影

 皆さんはTwitterで本学の学生向けに大学の情報を発信しているアカウントをご存じだろうか。19回目となる今回の面学では、「大阪市立大学お役立ち(@job_ichidai)」の創設者である濱本大治朗さん(商・2018年卒)にお話を伺った。

 ――学生時代の学部、所属団体を教えてください。

 商学部に所属していました。ゼミにも入っていたのですが、卒論を書いていないので単位をもらっていないというかたちになります。ゼミでは株式投資の理論と実践というテーマで研究をしていました。自分でポートフォリオを組んで仮想でどこに100万円を振り分けるか、といったようなこともしましたね。サークル等の団体には所属していませんでした。お役立ちの運営一筋といった感じでしたね。今年の9月に卒業し、現在D-met Holdingsという鉄の専門商社に勤めています。

 ――活動を始めようと思ったきっかけは何ですか。

 お役立ちの運営自体は1年生の2月に始めたのですが、それまで大学が全然楽しくなかったんですよ。市大の商学部って名門じゃないですか。そういった点に期待して市大に入ったのに、周りは勉強そっちのけで遊びのことばかりだったんです。僕は遊びたい欲求があまりないので「マジかー」って感じでした(笑)。そんな楽しくない状況をなんとかしなきゃと思い、面白いものをつくろうと考えた結果生まれたのがお役立ちだったんです。お役立ちを運営し始めてからは、自分が流した情報によって他の人から反応がもらえることで自分も学生生活を楽しめていたのかなと思います。活動自体はそのまま今年(2018年)9月の卒業まで続けていました。実はアカウントにはまだログインしているので今でもツイートしています。

 ――活動を始めた当初、周りからどんな反応があったんですか。

 「これを待っていたぞ」という声が多かったですね。この活動を始めたかいがあったと思いました。休講情報など役に立つ情報を流していたのでとりあえずフォローしてくれていた人も多いんでしょうね。活動開始からたった1か月でフォロワーも500か600くらいになりました。

濱本さんの運営していた「大阪市立大学お役立ち」

 ――濱本さんが卒業後、お役立ちのアカウントはどうなったのですか。

 運営をしてくれる後継者が見つかったので、現在もこのお役立ちは運営されています。その子以外にもちょくちょくと手伝ってくれる人はいましたが、はっきりと継いでくれたのはいまの運営者、2代目のみです。

 ――どのようにして後継者を見つけたのですか。

 後継者を募集していた時にTwitterのダイレクトメッセージで「手伝いますよ」と言ってくれた子がいたんです。それで実際に会ってみたらなかなか面白いやつで、やる気もすごく感じられたのでとりあえず任せてみたって感じです。今も頑張ってくれてます!

 ――ポータルサイトは1日に何回見ていましたか?

 少ないときでも1日に3回は見ていました。タイミングとしては朝の登校中に1回、昼休みに1回、3時4時に1回といった感じです。逆に多いときは8回くらい見ていたと思います。市大生史上最もポータルサイトにログインした人間だという自信があります(笑)。

 ――OCU UNIPAについてどう思いますか。

 お役立ちを運営する立場としては、自分と関係ない情報へのアクセスが面倒になったとは感じます。自分とは違う学部の情報を得るにはパソコンでのログインが必要になりました。ただ履修登録などがやりやすくなったという意見は聞くので、そういった点では新しくなってよかったのではないでしょうか。

 ――活動の上でうれしかったこと、悲しかったことはありますか。

 アカウント運営者として自分の名前を公表したことがあるのですが、その際に周りから驚かれたことはうれしかったですね。思った以上にこのアカウントが市大生に知れ渡っているんだって。そういうこともあって、市大生と話すときはこの活動が名刺代わりとしても使えました。「お役立ちの運営してます」みたいな感じで。悲しかったことはあまりないですね。言ってしまえば情報をツイートするだけの活動なので。結構マイペースに活動できたかなと思います。

 ――座右の銘はありますか。

 二つあります。「試行回数を増やせ」と「仮説検証」です。何を始めるにせよとにかくこれが大事だと思っています。とにかく回数を行うこと。その中で仮説をしっかり立てること。その結果がどうなったか、そしてどうすべきか考えること。こういったサイクルを回すことが何事もうまくいく秘訣だと思います。

 ――大学生活でやり残したことはありますか。

 市大は他の大学と比較すると学生とOBのつながりが薄かったように感じたので、つながりをもっとつくっていけたかなと思います。一応「大阪市立大学まとめ(@ichidai_matome)」というOB向けのアカウントも今年作ったんです。このアカウントでは市大の現状や頑張っている学生を取り上げようと思っています。それを見て応援してくれるOBも出てくるかもしれないじゃないですか。そうやってこれからもつながりをつくっていきたいと思います。

市大生とOBをつなぐ「大阪市立大学まとめ」

文責

土屋拓海(Hijicho)


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