お知らせ

内閣府『総合知の活用事例』として本学教員の研究が2件選定

2023年7月7日

  • 現代システム科学研究科
  • 工学研究科
  • 研究

工学研究科 重松 孝昌教授と現代システム科学研究科 山野 則子教授の研究が、内閣府の総合知活用事例に選定され、内閣府Webサイトで紹介されました。総合知活用事例とは、専門領域の枠にとらわれない多様な知を持ち寄り、新たな価値の創出を目指す研究・技術開発として認められた事例のことです。

概要

タイトル 氏名 概要
都市レジリエンス向上のための総合知を活用した災害研究とコミュニティ防災人材育成 工学研究科
重松 孝昌教授
大阪公立大学都市科学・防災研究センターでは、学内外の多様な専門家(工学、理学、生活科学、文学、法学、経済学、看護学、医学、現代システム科学等)と協力して、コミュニティ防災人材育成のためのプラットフォーム「MUSUBOU」を構築し、一般市民にもわかりやすく作成されたeラーニングコンテンツをこのプラットフォームに集約し、リアルとデジタルを併用した参加者同士の「学びとつながりの場」を提供している。当センターでは、他都府県の公立大学防災研究センターと連携してこの活用を全国に展開している。
学校を中心とした子どもの課題発見から支援までのスクリーニングシステム(YOSS) 現代システム科学研究科
山野 則子教授

子どもをめぐる問題は、貧困や孤立、虐待、不登校、非行など多岐にわたり、特にコロナ禍で裾野が広がっている。子どもが声をあげられない、教師が個人で抱え込んでしまう、社会的支援が子どもに届かない、という社会的・構造的目詰まりを解消して、誰一人取り取り残さず、課題の発見から早期対応や支援につなぐ好循環を生み出すことが求められる。YOSSは、すべての子どもをスクリーニングにかけて対応や支援が必要な子どもを抽出し、適切な対応や社会的支援につなぐ仕組みである。AIによる判定機能を組み込むとともに、教師や支援側の能力強化や連携促進を盛り込んだシステムの機能の向上を図っている。社会福祉学、教育学、工学、情報学、経営学、評価学など様々な領域の専門知を統合して研究を進め、民間企業、自治体など多様な主体が協働しており、今後は組織的にもより総合知を機能させるためコンソーシアム設立を予定している。

<関連記事>
https://www.omu.ac.jp/info/news/entry-05232.html

<内閣府 総合知ポータルサイト 活用事例>

https://www8.cao.go.jp/cstp/sogochi/jirei.html

なお、現在内閣府による総合知の活用事例の第2回募集が開始されています。

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学長室

072-254-8419

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